【上海=奥寺淳】中国・上海の飲食店で11日夜、日系企業に勤める日本人駐在員4人が、店内にいた中国人客に「日本人か」とからまれ、数人が暴行を受けて打撲などのけがをしたことが分かった。日本人と一緒にいた中国人社員は刃物で手を切られた。日本政府による尖閣諸島国有化への反感が背景にあるとみられる。
事件があったのは、観光名所の外灘(バンド)にある居酒屋。上海の日本総領事館などによると、日本人と中国人社員がテラス席で食事をしていたところ、酒に酔った20〜30代の中国人数人にからまれ、一方的に暴行を受けた。中国人社員は酒の瓶を頭に投げられ、病院で手当てを受けた。暴行した中国人数人は、すでに警察当局に拘束され、取り調べを受けているという。