【編集委員・加藤洋一】米第7艦隊を指揮下におくヘイニー太平洋艦隊司令官(海軍大将)は16日、東京都内で記者会見し、「尖閣諸島問題は、何よりもまず外交的に解決されることを願っている」と語った。
司令官は「米国政府は、領土紛争でどこの国の味方もしない」「いかなる国の武力行使にも反対する」などと語り、中立的な立場から「平和的解決」を求める姿勢を強調した。日中間で軍事紛争に発展した場合、米海軍にはどのような支援を期待できるかとの質問には「仮定のシナリオには答えない」と回答を避けた。
この日、中国海軍の艦船7隻が沖縄・与那国島沖の接続水域内を航行したことについて見解を求められると、「中国のような台頭しつつある国家が海洋能力を持つことは驚きではない。ただ、その行使に当たっては透明性を確保してほしい」と述べた。そのうえで「中国は米国と同様、公海上を航行する権利がある」と指摘し、特に問題視する姿勢は示さなかった。