【広州=小山謙太郎】尖閣諸島(中国名・釣魚島)に8月、香港の活動家らと共に上陸した中国の広東省に住む自営業、方暁松氏(35)が18日、地元公安当局に拘束された。方氏は「中国民間保釣(釣魚島防衛)連合会」の華南分会をつくり、20日に第1回大会を開こうとしていた。
拘束の理由は明らかにされていないが、11月8日から始まる中国共産党大会を控え、不安定要素となりうる民族主義的な活動を押さえ込もうとする当局の動きの一つとみられる。連合会の会員の一人によると、公安当局はこれまで、宣伝しないことを条件に華南分会の大会開催を黙認していた。「40〜50人が集まるはずだった」という。
方氏は、8月15日に尖閣諸島に上陸した7人のうちの一人で、抗議船に乗った14人の中で唯一の中国本土からの参加者だった。