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2011年10月19日22時7分

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ひき逃げされた女児助けず 中国で「薄情な社会」論議

 中国広東省仏山市で今月、ひき逃げされた2歳の女児が、現場を通りかかった人たちに救助されなかったため、さらに別の車にひかれ重体となる事故が起きた。人心の荒廃と「冷漠社会(薄情な無関心社会)」の象徴として、中国社会に大きな衝撃を与えている。

 複数の地元メディアによると、一部始終は現場の防犯カメラに映っていた。13日夕、金物の卸売業者が集まる地区の路上で「悦悦ちゃん」がワゴン車にひかれた。それから18人が現場を通りかかったのに路上で苦しむ悦悦ちゃんを助けようとせず、後から来た別のトラックにもひかれた。

 最初の事故から7分後、ゴミ収集をしていた女性がようやく悦悦ちゃんを抱き起こして救急車を呼んだが、悦悦ちゃんは19日現在も意識不明の重体だ。

 省政府は18日、学者や婦人団体幹部らを集めて緊急討論会を開催。救助を怠った市民への罰則の検討を求める意見も出たという。

 テレビや新聞は高い関心を示す。地元有力紙南方都市報は19日、5ページを割いてこの事件を特集。悦悦ちゃんの容体のほか、救助義務に関する海外の法律や市民の声を紹介するなど、7月の温州・高速鉄道事故並みの手厚い報道ぶりだ。

 ネット上では「経済発展の末の道徳の空白。民族の悲哀だ」「自分が現場を通りかかったらどうしていただろうか」といった書き込みが相次いでいる。

(広州=林望)

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