【ローマ=石田博士】ローマ法王庁(バチカン)は22日、今月下旬にも予定していた枢機卿らによる使節団のシリア派遣を延期すると発表した。一帯の情勢が深刻さを増しているためだとしている。
シリアの首都ダマスカスでは21日、旧市街で自動車爆弾が爆発し、少なくとも13人が死亡。9月に法王が訪問した隣国レバノンの首都ベイルートでも19日、自動車爆弾と見られる爆弾テロで治安担当トップらが死亡した。いずれもキリスト教徒が多い地域だ。
使節団は、内戦で大きな被害を受けている全てのシリア国民への「連帯」を示し、武力によらない政治的な解決を求める予定だった。