【ダマスカス=前川浩之、カイロ=石合力】シリア問題を巡る国連とアラブ連盟の合同特別代表を務めるブラヒミ元アルジェリア外相は24日、訪問先のカイロで記者会見し、「シリアのアサド大統領がイスラム教の犠牲祭期間中の一時停戦案に合意した」と発表した。
アサド政権は公式に態度を表明していないが、同国外務省筋によると、25日にも見解を表明する見通しだ。ただ、ブラヒミ氏がシリア政府に先んじて公表した模様で、政権側が態度を翻す可能性も残る。
ブラヒミ氏は、アサド大統領のほか、主要な反体制派も停戦案に合意したと述べた。シリアでは、犠牲祭にあたる26日から4日間は祝日で、ブラヒミ氏は「シリアの人たちに平和を与え、解決を考える機会にしたい」と停戦案を提唱。会見で「成功した場合は、より長期間にわたる本格的な停戦にむけて努力したい」と強調した。