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【ソウル=中野晃】韓国政府は24日、日本、中国との3国の自由貿易協定(FTA)について国民の意見をきく公聴会をソウルで開いた。FTAに反対する農民団体の代表らが会場で「中断しろ」と抗議。押し出そうとする警官らともみあいになり、一時混乱した。
数十人の農民団体代表らが「農民の声を聞け」などと声をあげると、すぐ警官隊に囲まれ、排除された。全国農民会総連盟の李光石議長(62)は「米国とのFTAで打撃を受けた。新たなFTAでさらに農畜産物の輸入が増えれば、もう農業はできない」と話した。
公聴会はあらかじめ指定された学者らが「FTAは政治的摩擦の緩和も期待できる」などと必要性を強調して終わった。韓国政府は11月中の関係閣僚会議で交渉参加を決める方針だ。