【北京=峯村健司】11月8日に開かれる中国共産党大会での党指導部の大幅な世代交代に向けて、中国の軍上層部の人事が動き出した。25日の中国国防省の発表によると、全軍の「司令塔」にあたる4部門のトップが交代。いずれも60代前半で、「若手実務型」の登用が目立っている。
作戦の立案や情報収集の要となる総参謀長には、陳炳徳総参謀長(71)に代わって、北京軍区の房峰輝・司令官(61)をあてた。
党関係者によると、房氏は2007年、軍を統括する中央軍事委員会の主席を兼ねる胡錦濤(フーチンタオ)国家主席の意向で、広州軍区参謀長から首都防衛の責任者に抜擢(ばってき)された人物。09年の建国60周年の軍事パレードの総指揮も担っていた。