【ダマスカス=前川浩之】シリア軍は25日、イスラム教の祝日である犠牲祭の26日から4日間は、戦闘行為を停止する、と発表した。国連が提唱した一時停戦案に合意した形だが、「反撃する権利は保持する」とも留保しており、実際に停戦になるかどうかは不透明だ。
停戦は国連とアラブ連盟のシリア担当合同特別代表のブラヒミ氏が提唱し、24日にはシリアのアサド政権が停戦に合意したと先んじて発表していた。武装反体制派の「自由シリア軍」も、停戦を受け入れる構えを見せてはいるが、停戦に応じていない反体制派勢力もいる。シリア軍の声明は「(反体制派の)勢力が武装態勢を強めれば停戦にならない」としている。政権軍が「テロ掃討」を目的に軍事作戦を続けるとの見方も根強い。