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【ブリュッセル=野島淳】欧州連合(EU)の欧州議会は26日、仏ストラスブールで開いた本会議で、人権や民主主義を守る活動をたたえる今年の「サハロフ賞」を、イランの女性弁護士ナスリン・ソトウデさん(49)と映画監督ジャファール・パナヒさん(52)に贈ることを決めた。
ソトウデさんは、1990年代から、女性の人権擁護を訴える言論活動を開始。2009年のイラン大統領選後の抗議行動に関わった活動家の弁護に取り組んだ。国家の安全を脅かす共謀や反体制の宣伝に携わったなどとして10年に拘束された。昨年、禁錮11年の刑を受け、今も獄中にいる。
パナヒさんは、女性が男子サッカーを観戦できないイランの現状を皮肉った「オフサイド・ガールズ」で06年のベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞するなど、社会風刺の作品で知られる。パナヒさんも反体制の宣伝活動に携わったとして10年に拘束され、20年間の活動禁止と自宅軟禁を強いられている。
授賞式は12月12日にストラスブールである。賞金は計5万ユーロ(約517万円)。