【ダマスカス=前川浩之】4日間の停戦が始まったシリアで26日、戦闘が起きた。アサド政権軍は同日、「(反体制派の)勢力が攻撃を加えたため、応戦した」とする声明を発表。停戦は事実上成立していない状況だ。
声明は「シリア南部や中部ホムス、ダマスカスなどで(反体制派)勢力が停戦を破った」と主張している。政権寄りのニュースサイトは、ダマスカス南部で爆発があり、子どもを含む5人が死亡、32人がけがをしたと伝えた。中東の衛星テレビ局アルジャジーラはこの日、政権軍の攻撃で少なくとも40人が死亡したとしている。
政権軍は停戦にあたって「反撃の権利は維持する」と条件をつけた。元々停戦に応じていなかった一部の反体制派を対象に「テロ掃討」を目的とした軍事作戦を続けたとみられる。