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【ニューヨーク=中井大助】大型のハリケーン「サンディ」が米東海岸沖を北上しており、29日にもニュージャージー州付近に上陸する見通しだ。前後して内陸からの冬型の気圧配置、カナダからの寒気とも合流し、極めて強い嵐になると予想されている。潮位が高くなる満月も重なり、東部は厳戒態勢をしいている。ニューヨーク証券取引所も取引停止になるという。
米海洋大気局によると、サンディは28日午後11時現在、中心気圧が950ヘクトパスカル、最大で時速約120キロの風が続いている。「命にかかわる高潮」のほか、強風、内陸への大雪をもたらすと予報。北東に毎時22キロで動いているが、停滞する可能性もある。被害が31日のハロウィーンに重なる可能性もあり、米メディアは「フランケンストーム」などと呼んでいる。
東海岸の広い範囲で非常事態が宣言されたり、避難命令が出たりしている。飛行機や鉄道のキャンセルが相次いでいる。ニューヨーク州のクオモ知事は、27日午後7時からニューヨーク市の地下鉄や電車、バスなどの公共交通機関をすべて停止すると発表。ブルームバーグ市長はマンハッタンの金融街やブルックリンの海岸部などに住む約37万5千人に避難するよう命じた。ニューヨーク証券取引所は29日の取引を停止し、30日の停止も検討するという。天候の影響で全日停止するのは1985年以来。