【ダマスカス=前川浩之】一時停戦が崩壊した内戦下のシリアで、アサド政権軍が空爆を本格化させている。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、30日にはシリア各地の空爆で少なくとも66人が死亡。住宅街を狙っており、女性や子どもが犠牲になっている。
北部の激戦地アレッポへの補給路となっている中部イドリブ県のマレットヌマンでは30日早朝、政権軍の戦闘機と攻撃ヘリが空爆。少なくとも30人が死亡した。アルジャジーラは、幼い子どもの死体を抱き上げて「アサドがやったんだ」と泣き叫ぶ男性の姿を伝えた。マレットヌマンでは前日も大規模な戦闘が伝えられている。またダマスカス郊外でも30日、空爆が続き、死傷者が出ている模様だ。