【米オハイオ州=山川一基】米東海岸を襲った「サンディ」による経済的な損失が最大500億ドル(約4兆円)に達するとの推計を、米調査会社IHSグローバルインサイトがまとめた。10〜12月期の実質国内総生産(GDP)を0.6%幅押し下げるという。
全面運休したニューヨークの地下鉄など公共交通機関、道路や建造物への打撃は深刻で、インフラの損失は100億〜200億ドルにのぼるとしている。ニューヨーク証券取引所が2日間にわたって閉鎖されるなど経済活動は停滞し、東海岸にある製油所の70%が機能停止となってガソリン価格の押し上げ要因となる可能性も高まった。
グローバルインサイトは、復興需要を差し引いても300億〜500億ドルの損失になると推計した。2005年の「カトリーナ」による損失よりは小さいものの、昨年東海岸を襲った「アイリーン」での損失を上回る規模だ。