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タイが大洪水に見舞われるなか、隣国カンボジアでも史上最大規模の洪水被害が出ている。大半が稲作農家の国で全水田の17%が水につかり、被災者は150万人を超えた。政府やNGOの支援が行き渡らず、避難民キャンプでも食料が不足している。
浸水で陸の孤島となったコンポントム州の避難民キャンプを3日に訪ねた。ボートでキャンプのある小学校に着くと、人々が口々に「米がない」と訴えた。最大4メートルの浸水に見舞われ、ほとんど何も持ち出せずに逃げてきた人たちだ。
平屋の木造校舎と、木の骨組みにブルーシートをかけただけのテントに、周辺4村の約300世帯が暮らす。2週間前に海外のNGOが1世帯につき米25キロを配ったが、底をつきかけている。たんぱく質は川で釣る魚で補えるが、野菜は避難から2カ月間、ほとんど口にしていないという。