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【ビエンチャン=藤谷健】アジア欧州会議(ASEM)の第9回首脳会合が5日、ラオスの首都ビエンチャンで開幕した。世界経済が減速傾向にある中、経済規模で世界の半分を占める加盟49カ国が、協力強化などを打ち出す。
会合は2日間で、日本の野田佳彦首相や中国の温家宝(ウェンチアパオ)首相、フランスのオランド大統領、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国首脳らが参加。初日は欧州債務危機を発端に成長センターのアジア経済にも陰りが見えることを踏まえ、貿易や投資の円滑化、両地域の金融安全網の情報や経験の共有が話し合われた。
野田首相は、国際通貨基金(IMF)の資金基盤強化など欧州債務危機への日本の貢献について説明すると同時に、消費増税法案の成立に触れ「財政健全化と経済成長を車の両輪として進める」と表明した。
6日に議長声明が採択される。複数の外交筋によると、声明には尖閣や南シナ海をめぐる紛争は盛り込まれない見通しだという。