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銃乱射容疑者は精神科軍医の少佐 近くイラク派遣予定

2009年11月6日12時49分

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写真:フォートフッド陸軍基地で5日、乱射事件について記者会見する軍司令官=AP
フォートフッド陸軍基地で5日、乱射事件について記者会見する軍司令官=AP

:乱射事件の容疑者のニダル・マリク・ハサン少佐=ロイター
乱射事件の容疑者のニダル・マリク・ハサン少佐=ロイター

 【ニューヨーク=田中光】米陸軍の兵士たちが5日白昼(日本時間6日早朝)、米テキサス州の基地で陸軍医師の放つ予期せぬ銃弾に次々と倒れた。イラクやアフガニスタンに兵士を送り出してきた米国有数の大規模基地が混乱に陥った。

 事件は5日午後1時半ごろ、フォートフッド陸軍基地の一角にある「即応センター」という施設で起きた。イラクやアフガンに向かう予定の兵士が多数いた。

 基地近くの雑貨店で働く女性ローラ・ウォラスさん(47)は、朝日新聞の取材に「事件を知らされて、大慌てで基地内にいる夫に電話した。夫は退役軍人。安否が確認できるまで心配で心配でたまらなかった。基地が封鎖され、夫はまだ帰宅できない」と興奮した調子で話した。

 たまたま基地内にいた退役陸軍大佐は、地元紙に「一斉射撃のような銃声を何度も聞いた。実弾演習をしているのかと思った」と振り返った。

 5日夜、基地の外で会見したロバート・コーン陸軍中将は、容疑者が精神科軍医のニダル・マリク・ハサン少佐(39)であることを発表し、「容疑者は病院で治療中。容体は安定している」と話した。

 地元紙によると、ハサン容疑者は今年4月に昇進したばかりで、近くイラクに派遣される予定だったという。

 国防総省が配布した映像によると、基地内では救急車のサイレン音が響き、ライフルを携えた兵士や警官が慌ただしく動いた。

 基地内の住宅に暮らす家族らには外出禁止の指示が出された。ある兵士の妻は「何が起こっているのか分からない。怖い。怖い」というメールを地元メディアに送った。

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