【ロサンゼルス=堀内隆】クーデターをめぐる混乱が続く中米ホンジュラスからの報道によると、同国のミチェレッティ暫定大統領が5日深夜、「挙国一致政権」の発足を発表した。だが、クーデターで追放されたセラヤ大統領とその支持者は含まれず、セラヤ氏は反発している。和解文書の署名で歩み寄ったかに見えた両者は再び対立の構図に戻った。
セラヤ氏とミチェレッティ氏は10月29日、両派が加わる挙国一致政権の樹立と、セラヤ氏の大統領職復帰の判断を国会にゆだねる内容の合意に署名した。しかし国会は「最高裁などの意見を聞く」として採決を先送りし、セラヤ氏の処遇は宙に浮いたままだ。 ミチェレッティ氏は「セラヤ氏側から人選の提示がなかったため」として、合意は履行されているとの立場だが、セラヤ氏は6日、「合意は死文化した」と宣言した。