【ニューヨーク=春日芳晃】パレスチナの国連代表部は8日、現在の「オブザーバー機構」としての国連参加を「オブザーバー国家」へ格上げするよう求める国連総会決議案を、国連加盟193カ国に配布した。複数の関係者によると、今月中下旬にも国連総会で採決される見通し。パレスチナ側は130カ国以上の賛成で採択されるとみている。
朝日新聞が入手した決議案によると、格上げに加えて将来の独立についても触れ、国境は1967年の第3次中東戦争前の境界線を基本にするとしている。また、パレスチナが昨秋、国連に申請後、安全保障理事会の審査で米国が拒否権行使を明言し、棚上げになっている正式加盟については「前向きに審査されることを望む」とした。
パレスチナは国際的代表権をパレスチナ解放機構(PLO)が保持しているため、国連ではオブザーバー機構となっている。