現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. 国際
  3. 中東
  4. 記事
2012年11月9日12時18分

印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

赤十字、シリア援助難航 激戦地に近づけず

 【ジュネーブ=前川浩之】内戦のシリアで人道援助の中核を担う赤十字国際委員会(ICRC、本部ジュネーブ)のマウラー総裁が8日、記者会見し「援助の空白地帯があり、状況の悪化に対応しきれていない」と述べた。北部の激戦地アレッポには近づけず、シリアの人道状況は確実に悪化しているという。

 ICRCは、アサド政権側だけでなく武装勢力とも交渉し、戦闘の最前線に援助を届ける「中立」がモットー。分け隔てなくけが人を治療したり食糧を届けたりできる国際援助の「最後のとりで」として知られる。マウラー総裁は、援助に伴う政権側の手続きの複雑さなどの「官僚的な」問題や、現場に行けない治安上の問題に直面していると指摘。「どれぐらいの人にどんな援助が必要か分析ができない」といい、援助の難しさを「計器のない飛行機を(状況が分からないまま)飛ばしている」と表現した。

 シリアは、国連推定で100万人超が国内避難民になり、250万人に援助が必要とされる。だが内戦の悪化で援助が届きにくいとの懸念が広がっていた。

PR情報
検索フォーム

おすすめ

海外移住に海外投資が富裕層の間でブーム。だが、意外にも失敗続きだという…。

「国民総幸福」ブータン。いま、憧れと物欲がこの国を変えつつある――。

混迷を深める中東情勢。二人の中東専門家が読み解く「アラブの春」のいま。

日本経済を読み解くために!ホンモノの専門家によるレベル別必読文献18冊+α。

経営危機の本質は何か。問題の根源は2009年に稼働した堺工場の運用にある――。

欧米、日本、そして新興国……不透明感強まる世界経済の行く末はどうなる?


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

アンケート・特典情報

朝日新聞国際報道部 公式ツイッター