【北京=村上太輝夫】中台関係は開会中の中国共産党大会でも重要テーマの一つだ。10日、陳徳銘商務相は記者会見で「両岸(中台)は2年前後で自由貿易圏となることができる」と発言、市場開放を台湾側に強く求めた。2008年以来の関係改善を踏み台に、攻めの姿勢を見せ始めている。
「かつて台湾のインフラは素晴らしいと思っていたが、今はそう思わない。ちょっと遅れている」。陳商務相はこんな強気の言葉で、中国資本を活用してはどうかと提案した。台湾側では、経済の命脈を中国に握られる警戒感が根強く、中国からの投資の開放は段階的に進めてきたが、今後いっそう圧力が強まるのは必至だ。