【北京=奥寺淳】25日に開催される北京国際マラソンの大会組織委員会は10日、公式ホームページ上で日本国籍の選手が登録できなくしていた措置を撤回した。中国メディアなどが日本選手排除などと報じ、インターネット上で「国の恥だ」などと批判が殺到したためとみられる。
同マラソンの登録は8日に始まった。国籍を選ぶタブには約240の国や地域名が並び、「南極」の選択肢もあるが、昨年まではあった「日本」が削除された。組織委は朝日新聞の取材に対し、日中関係が緊張しているので安全上の理由から今年は日本国籍のランナーは申し込みできなくした、と答えた。
日本が尖閣諸島を国有化したことが影響したとみられる。昨年まであった日本語のホームページもなくなり、キヤノンなど日本企業の協賛もなくなった。
ところが、9日に日本選手を排除したことが国内外で報じられてから、中国のネット上で議論が沸騰。「良くやった」と支持する声も一部にはあったが、多くは「スポーツの精神に反している」「政府は心が狭い」などと批判的だった。