東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳会議や米ロが初参加する東アジアサミットに先立ち、議題などを協議するASEAN高級事務レベル会合が13日、インドネシア・バリ島ヌサドゥアであった。一部加盟国が中国と抱える南シナ海の領有権問題で、法的拘束力がある「行動規範」の草案に盛り込む内容を高級事務レベルで話し合う初の作業部会が開かれた。
今年のASEAN議長国インドネシアのマルティ外相は先週、作業部会について「行動規範の草案の要素を特定したい。政治的な宣言にとどまらず、行動規範には法的拘束力を持たせることが大切だ」と説明。領有権問題の平和的解決を目指した「行動宣言」の実効性を高めるための指針で中国と7月に合意したASEANは、行動規範作りへ向けた流れを加速させたい意向だ。
15日にはASEAN外相会議、17日に同首脳会議、19日にオバマ米大統領が初参加する東アジアサミットが開かれる。(ヌサドゥア=郷富佐子)