【北京=峯村健司】中国共産党の第18回党大会は14日、今後5年間の指導部となる新しい中央委員や中央委員候補計376人を選出し、閉幕した。胡錦濤(フーチンタオ)総書記が退任。最高指導部である政治局常務委員9人のうち、習近平(シーチンピン)国家副主席と李克強(リーコーチアン)副首相の2人をのぞく、胡氏や温家宝(ウェンチアパオ)首相ら7人が引退した。
党大会はまた、胡氏が提唱した政治理論「科学的発展観」を毛沢東やトウ小平(トウは登におおざと)らの歴代指導者の思想と並ぶ「指導思想」に格上げする党規約の改正案を採択した。胡氏の功績を党として公式に認め、引退後も歴史に名を刻む指導者だと権威付けるものだ。
15日に開かれる新たな中央委員らによる第18期第1回全体会議で、習氏が総書記に選出され、10年間続いた胡体制に代わって、習体制が発足する見通し。新たな最高指導部には、李副首相のほか、党員の腐敗を取り締まる中央規律検査委員に新たに選ばれた王岐山(ワンチーシャン)副首相らの就任が確実視されている。