【ワシントン=山川一基、伊藤宏】オバマ米大統領は14日、ホワイトハウスで再選後初めて記者会見した。減税の打ち切りや予算の削減が同時に起きる「財政の崖」が米経済に打撃を与えるのを避けるため、中間層に対する減税の継続を即決するよう米議会に求めた。
オバマ氏と民主党は高所得者層の減税を打ち切り、財政再建や景気対策に使いたい考え。一方、共和党は全世帯の減税を延長するべきだとしている。高所得者層を除く減税継続では一致しているが、法改正できなければ全世帯に対して来年1月から減税が切れることになる。
オバマ氏は会見で「まずは中間層に対して税金が上がらないことを確実にしたい。来週までに合意は可能だ」と強調。中・低所得者層への減税継続で早期に合意したうえで、税制の抜本改革や歳出削減への対応を話しあうべきだとの考えを示した。一方で、高所得者層への減税打ち切りにこだわったが、「共和党に税収を増やす案があれば歓迎したい」とも述べ、柔軟に話し合う姿勢も示した。