【ブリュッセル=野島淳】ノーベル平和賞に決まった欧州連合(EU)は、絵と作文のコンテストで子どもや若者4人を選び、ノルウェーのオスロで開かれる授賞式に出てもらうことを決めた。将来を担う世代に市民を代表して出席してもらい、ともに受賞を祝う。
コンテストのテーマは「平和、欧州、未来――あなたにとって欧州の平和とは何か」で、EU加盟国や加盟候補国の国籍がある8〜24歳の子どもや若者が対象。12月10日の授賞式には、ファンロンパイ首脳会議常任議長、バローゾ欧州委員長、シュルツ欧州議会議長が出席する予定だ。
一方でEUは、賞金の800万スウェーデンクローナ(約9400万円)を世界の戦争や紛争地で苦しむ子どもたちのためのプロジェクトに使うことも決めた。
EUは約60年にわたって平和を築いてきたことが評価されたものの、組織や機構への授賞には批判も出ていた。また、債務(借金)危機のもとで雇用の悪化が社会問題化し、25歳未満の失業率は約23%に達する。