【北京=奥寺淳】中国共産党トップに就任した習近平(シーチンピン)総書記の語り口が注目を集めている。演説では難解な共産党の政治用語は控えめで、笑顔も交えて語りかけ、「新鮮さを感じる」(中国紙)との声が出た。格差などの問題解決に期待も込められているようだ。
注目が集まるのは胡錦濤(フーチンタオ)・前総書記と好対照だからだ。胡氏は演説でも表情を変えることが少なく、真面目で硬いイメージが定着していた。外国要人との会見でも「教科書通り」で、ジョークを飛ばす姿もほとんど伝えられなかった。
これに対し、習氏は15日、新リーダーとして初めて臨んだ記者会見に、右手を挙げ、にこやかな表情で現れた。「長々と待たせてしまって」「皆さん、本当にお疲れさん」。記者の顔を見ながら話す様子には、辛口の意見が多いインターネット上でも「すがすがしい感じがする」「なんだか信じられそう」などの書き込みが目立った。