【ガザ=山尾有紀恵、カイロ=石合力】パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍の空爆が激しくなっていることから、アラブ連盟(本部カイロ、22カ国・機構)は17日、緊急外相会合を開いた。「アラブの春」を経てエジプトでイスラム組織を母体とした政権が誕生するなど地域情勢は大きく変わった。地上戦の準備を進めるイスラエル軍がガザ侵攻に踏み切れば、反発を高める周辺国を巻き込み、事態はさらに流動化しかねない。
ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの政府によると、これまでのパレスチナ人の死者は少なくとも40人、負傷者は430人。
アラブ連盟筋によると、外相会合では「国際社会は国際的な平和と安全を守る責任がある」として、ガザを含むパレスチナの市民、指導部、土地、資源に対する国際的な保護を求める声明について協議する。一方、チュニジアのアブドルサラーム外相は17日、エジプト経由でガザ入りした。同日未明に爆撃された首相府跡などを視察し「イスラエルの行為は到底容認できない」と述べた。