【カイロ=石合力】アラブ連盟は17日、ガザ情勢をめぐる緊急外相会合をカイロの連盟本部で開き、連盟のアラビ事務局長と各国外相による使節団を近くガザに派遣、国連安全保障理事会に対し、イスラエルによる武力行使の停止を求めることなどを決めた。
会合後の会見でアラビ氏は、使節団の目的について、「パレスチナ人への連帯を表明し、現状を視察するため」と語った。また、パレスチナ問題に関する特別委員会を設置し、中東和平4者協議(国連、米、ロシア、欧州連合)の作業に対する評価やアラブ諸国による国際的な戦略について見直すとした。アラブ諸国は過去、イスラエルが第3次中東戦争(1967年)前の境界に撤退することを条件に同国との関係正常化などを提案している。
会合で採択された声明の主な内容は次の通り。▽イスラエルのガザ侵攻を戦争犯罪として非難▽ガザへの人道、医療援助の緊急実施▽安保理への不満表明▽エジプトによるガザ支援への支持▽過去のアラブ首脳会議で採択したガザ関連決議の実施▽ガザへの外相使節団派遣▽ヨルダン川西岸での入植地建設の即時停止▽パレスチナ問題を協議する特別委員会の設置▽パレスチナ各派の和解要求▽パレスチナ国家の国連加盟への支持▽イスラエルとの関係正常化を停止▽ガザの状況を外相会合として常時監視。