【エルサレム=村山祐介、ガザ=山尾有紀恵】イスラエル軍は18日未明、パレスチナ自治区ガザで空爆対象をさらに拡大した。ガザを実効支配するイスラム組織ハマス系のテレビ2局など内外メディアが多数入るビル2棟を爆撃、少なくとも記者8人が負傷した。エジプトなどが停戦へ向けた働きかけを続けているが、イスラエルは攻撃拡大も辞さない姿勢を見せ、事態はなお緊迫している。
空爆対象は当初、ハマスの軍関係者や施設だったが、17日には首相府も爆撃した。ハマス政府によると、これまでの死者65人のうち市民は半数を占めるという。負傷者は550人超に達した。
AFP通信などによると、パレスチナ当局者は18日、イスラエルとの停戦が一両日中にも成立する可能性があると述べた。エジプトのムルシ大統領が18日、カイロでハマスのメシャール政治局長と会談するなど、仲介する形でイスラエルとの調整を進めている。ただ、イスラエルのペレス大統領は18日、英テレビの取材に「ハマスがエジプトの提案を拒んでいる」と強調。ネタニヤフ首相は同日の閣議で「軍事作戦を大幅に拡大する用意がある」と地上侵攻を示唆した。