【山尾有紀恵】パレスチナ自治区ガザはイスラエル軍による激しい空爆にさらされている。武装勢力はロケット弾攻撃で応酬するが、昼夜を問わぬ爆撃に市民らはおびえ、イスラエルへの憎しみを募らせていた。朝日新聞エルサレム支局長の山尾有紀恵記者は14日に空爆が始まったのを受け、翌15日にガザに入り、戦火の街を取材した。
昨年9月にエルサレム支局に赴任して以来、ガザで空爆に遭遇することは時々あったが、今回の空爆は、私が見たイスラエル軍の攻撃のなかで最大規模だ。
特に、武装勢力が攻撃を強める夜になると、その激しさは増した。雷が落ちたような音が建物に伝わり、爆音で窓が割れそうなほど揺れた。近くに着弾するたびにホテルで寝ていても跳び起きた。
17日午後には、滞在していたガザ市内のホテルを出た瞬間、200メートルも離れていない場所に着弾した。激しい爆音とともに爆風が伝わり、黒煙が上がった場所から破壊されたものが飛び散るのが見えた。もし車でその方向を通過していたら……。