【エルサレム=村山祐介】エジプト政府が仲介したイスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの停戦交渉は18日、平行線のまま終わった。イスラエルの地元テレビが報じた。相手側の攻撃停止を双方が求めている状態だ。イスラエル軍はガザへの地上侵攻をちらつかせ、歩兵部隊を境界付近に集結させている。
イスラエル軍のガザ空爆は14日に始まって激しさを増し、ハマスはロケット弾で応酬している。エジプトのムルシ大統領は18日、カイロでハマスのメシャール政治局長と会談。イスラエル政府もカイロに高官を派遣し、エジプト政府を仲介役に調整を続けた。
AP通信によるとハマス政府のハニヤ首相はムルシ大統領に対し、「イスラエルの攻撃が止まる保証」を停戦の条件として伝えた。また、イスラエルのリーベルマン外相は、停戦を働きかけるためエルサレムに入ったファビウス仏外相と会い、「すべてのテロ組織が停戦を発表すれば(即時停戦を)検討できる」と述べた。双方が、相手側の攻撃停止を停戦に応じる条件としており、カイロでの交渉は不調のままとなり、打開策は見いだせていない。