【ヤンゴン=大島隆】米国のオバマ大統領は19日、ミャンマーのヤンゴンを訪問し、テインセイン大統領と会談した。今後2年間で1億7千万ドル(約138億円)の援助を表明する。米大統領がミャンマーを訪問するのは初めてで、1988年の民主化運動弾圧以来悪化した両国関係は、歴史的な転機を迎えた。
米ホワイトハウス高官によると、オバマ大統領は首脳会談で、テインセイン大統領が進める一連の改革を支持し、改革継続への支援を表明する。この一環として、途上国への援助を担当する米国際開発局(USAID)のミャンマーでの活動を本格的に再開させる。1億7千万ドルの援助は、民主主義の促進や教育、人材育成といった分野に重点を置く。
一方で、少数民族を巡る問題や人権状況の改善についても一層の取り組みを求めるほか、武器取引などの軍事協力関係にあった北朝鮮との関係も取り上げる。オバマ氏は最大野党・国民民主連盟(NLD)のアウンサンスーチー党首とも会談するほか、ヤンゴン大学で講演もする。