【ジュネーブ=前川浩之】国連エイズ合同計画(UNAIDS)は20日、ミャンマーの最大野党党首アウンサンスーチー氏を、エイズ患者に対する「差別をゼロにするための世界の擁護者」に任命すると発表した。親善大使のような国連の名誉職で、メッセージ発信など差別撲滅の活動に取り組むという。
UNAIDSのシディベ事務局長が10月下旬にヤンゴンを訪問して提案し、スーチー氏が受け入れた。シディベ氏は会見で「彼女は感情を揺さぶる力がある。(エイズ患者の)差別に対して、もの申す力になってくれると思う」と強調。スーチー氏は国連を通じて発表した談話で「社会の片隅で、尊厳と基本的人権を持ち続けようと、もがいて生きている人たちの擁護者に選ばれて大変光栄だ。私は声なき人の声になりたい」と述べた。