【上海=金順姫】中国新疆ウイグル自治区で、子どもが誘拐され、都会で盗みなどの犯罪を強要される事件が後を絶たない。公安省は20日、昨年4月以降の集中取り締まりで、同自治区出身の2274人の未成年者を救出し、容疑者2749人を逮捕したと発表した。
公安省などによると、容疑者らは同自治区の子どもを北京や上海、西安などの都市に送り込み、ショッピングセンターや駅といった人が多く集まる場所で、窃盗などの違法行為をさせていた疑いがある。その際、暴力で虐待したり、脅迫したりもしていたという。
2011年に誘拐されて救出された同自治区の未成年者は1332人だった。例年3千人前後が救出されているが、幼いころ誘拐されたため、救出された後に自宅の住所が言えない子もいるという。