【サンパウロ=岩田誠司】南米エクアドルのガラパゴス諸島で、推定年齢100歳以上で死んだ「ロンサム(孤独な)ジョージ」を最後に絶滅したとみられていた、ピンタ島系のガラパゴスゾウガメが、約80キロ離れたイサベラ島のウォルフ火山で見つかった。ガラパゴス国立公園が21日、発表した。
同公園によると、2008年にイサベラ島に生息する個体から採取した約1600のDNAサンプルを米エール大学と共同で解析。その結果、雄雌合わせて17匹がピンタ島系だとわかった。1800年代に船員が捕獲しイサベラ島で放した可能性があり、その子孫ではないかとみられている。
ガラパゴス諸島では、島ごとにゾウガメの亜種が独自に進化してきたが、船員の食料として捕獲されるなどして減少し、ピンタ島系は絶滅したとされていた。しかし、1971年にピンタ島でジョージが見つかり、今年6月24日に死ぬまで、最後の個体と見られていた。