【ベルリン=松井健】ドイツの日刊経済紙「フィナンシャル・タイムズ・ドイッチュラント」(FTD)を発行するG+J社(独ハンブルク)は23日、同紙を12月7日付を最後に廃刊にすることを決めた。広告減などで赤字続きのためとしている。ドイツでは今月13日にも日刊紙「フランクフルター・ルントシャウ」が破産申請したばかりで、「新聞の危機」が話題になっている。
FTDは2000年、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の発行元と独メディア企業の合弁でFTの独語版として発刊。08年に英側が撤退した後も、FTのブランドを使っていた。独メディアによると、発行部数は約10万部。発刊の00年以降赤字続きで、特に08年の経済危機以降の経営は厳しく、累積の損失額は2億5千万ユーロ(約250億円)だという。