【ガザ=山尾有紀恵】パレスチナ自治区ガザとイスラエルの停戦から2日が経った23日、ガザ南部のイスラエルとの境界付近で、イスラエル軍兵士がガザのパレスチナ人農民に発砲し、1人が死亡、少なくとも8人が負傷した。
ガザのハマス政府保健省によると、境界付近に畑の様子を見に来ていた農民に対して、監視塔にいたイスラエル兵が発砲したという。目撃者の証言によると、発砲後にデモが起き、集まった人たちに向けてイスラエル兵がまた発砲した。イスラエル軍は、警告射撃だとしている。ハマス側は「停戦合意違反だ」と反発。停戦が薄氷の上にある実態が明らかになった。
一方、イスラエル軍は21日夜から22日にかけてヨルダン川西岸で、テロを計画した疑いで55人のパレスチナ人を逮捕したと発表した。イスラエル放送によると、イスラエルとの停戦に合意したイスラム組織ハマスや武装組織イスラム聖戦のメンバーも含まれているという。ハマス系の自治政府評議会議員5人も23日までに逮捕されたという。また治安当局は22日までに、21日にテルアビブで発生した路線バス爆破事件の容疑者として、イスラエル国籍を持つアラブ人を拘束した。