【ニューヨーク=畑中徹】米国の年末商戦が23日、本格的にスタートした。小売業はこの1カ月間で、年間の売り上げの4分の1を稼ぐといわれ、景気の動向を占ううえで注目されている。足もとの景気は伸び悩む中、消費者の財布のひもを緩めようと小売店は必死になっている。
米国では毎年、11月第4木曜日の「感謝祭」翌日の金曜日に、大規模な値引きセールが始まる。多くの小売店が黒字になることから、「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」と呼ばれている。
今年は、新たな立法措置がなければ急激な財政引き締めが起こる「財政の崖」問題を年末に控え、景気の先行きに不透明感が漂う。小売店側は少しでも多くの客を呼び込もうと、セールの開始を早めている。