【カイロ=石合力】エジプトのムルシ大統領は26日、すべての大統領令を司法判断の対象から除外すると発表した22日の大統領令について、除外するのは国家主権にかかわるものに限定するとの妥協案を提示した。司法側の猛反発を受けて修正に応じた。
大統領府のアリ報道官によると、大統領は26日の判事らとの会合で、権限強化の特例は新議会成立までの時限措置であることを改めて説明。その上で、主権にかかわらない大統領令に関しては、司法判断の対象に含めるとの新たな方針を示した。
修正に伴い、ムルシ氏の支持母体である穏健イスラム組織ムスリム同胞団は、27日に予定していた大統領支持デモを中止するが、世俗派・リベラル勢力は同日、タハリール広場で権限強化に反対する抗議デモを呼びかけており、事態が収束するか、なお予断を許さない状況だ。