【大田=中野晃、釜山=貝瀬秋彦】韓国大統領選は27日、公式の選挙戦が始まった。事実上の一騎打ちとなる与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)氏(60)と最大野党、民主統合党の文在寅(ムンジェイン)氏(59)はそれぞれ地方で第一声をあげた。
朴氏は27日朝、父の朴正熙(パクチョンヒ)氏や父の政敵だった金大中(キムデジュン)氏ら歴代大統領が眠るソウルの顕忠院に参拝し、中部の大田に移動した。
大統領選のスローガンは「国民の大統合」。大田での初演説では「国民を分けることはしない。地域、世代間、産業化勢力と民主化勢力で分けたりしない。統合のために力を結集する」と述べた。最初の遊説に、各地を結ぶ交通の要衝の大田を選んだのも「国民を一つに」とのメッセージを印象づける演出だ。