【ロンドン=沢村亙】英国政府が小学校で外国語を必修科目にする方針を固めた。外国語を習得する英国人の若者が減っているのが理由。各校が仏、独語や中国語など7言語から一つを選んで教える計画だ。中でも中国語は「将来性がある言葉」(トラス教育担当相)と一押しだ。
英教育省がまとめたカリキュラム改正案によると、対象は英イングランドの公立小学校約1万7千校に通う7〜11歳。7言語にはイタリア語、スペイン語のほか、「現代語の文法や語彙(ごい)の理解に役立つ」としてラテン語と古代ギリシャ語も含まれている。2014年から実施する予定だ。
英国では04年、14歳以降の外国語が必修科目ではなくなり、履修者が激減した。欧州14カ国で昨年実施された外国語の学力調査で英イングランドは最下位クラス。「英語しかできない英国人は就職などで不利」との懸念も広がっていた。