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【クライストチャーチ=郷富佐子】昨年2月に日本人留学生ら185人が亡くなったニュージーランド南部地震で、最大の犠牲者を出したクライストチャーチ市のカンタベリーテレビ(CTV)ビルの倒壊原因などを調べている独立調査組織「王立委員会」は29日、最終報告書をまとめた。
同国政府は1カ月以内に内容を公表する見通し。日本人28人を含む115人が犠牲になったCTVビルが建設された1986年当時の耐震基準を満たしていなかったことなどが盛り込まれている可能性がある。
王立委員会は今年6月から9月まで公聴会を開き、80人以上が証言に立った。その記録によると、同委の補佐人は、耐震面で構造的な問題があったなどと指摘。地元設計会社の代表が、平屋建て以外のビルを設計した経験がほとんどない社員に6階建てのCTVビルの実務担当を任せたことが分かった。