【ワシントン=大島隆】北朝鮮の弾道ミサイル発射に向けた準備について、ジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮研究グループが、近く発射の準備が完了するとの分析結果を公表した。ただ、事前通報がないことなどから、実際の発射まではまだ時間がかかるとも分析している。
米デジタルグローブ社が11月下旬に撮影した平安北道(ピョンアンブクト)・東倉里(トンチャンリ)の「西海衛星発射場」の人工衛星写真を分析した結果、3段で構成されるミサイルのうち1段目と2段目を載せたトレーラーが、組み立て棟の近くにあるのが確認できた。発射台にはまだ何も搭載されていないが、準備作業が続いているとみられる。
研究グループの分析によると、前回4月の同じ準備段階から発射までの期間を考慮すると、最短で12月6日ごろには発射できる計算になるという。ただ、前回は約1カ月前に発射日時や落下区域などを国際機関に事前通報している。このため「まだ通報がないことから、早期発射の可能性は低くなっている」とみている。