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【ソウル=貝瀬秋彦】北朝鮮の宇宙空間技術委員会の報道官は1日、人工衛星を搭載したロケットを10日から22日の間に打ち上げるとの談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。ロケットと長距離弾道ミサイルは基本的に同じ技術で、国際社会は北朝鮮が4月に続いて「人工衛星打ち上げ」と称してミサイル発射実験をするとみており、批判が強まるのは必至だ。
談話は「金正日(キムジョンイル)同志の遺訓を高く奉じて」と言及しており、17日の金正日総書記の死去1年と、金正恩(キムジョンウン)体制の事実上の発足から1年になるのに合わせ、国威を発揚する狙いがあるとみられる。
談話によると、地球観測衛星「光明星3」の2号機を運搬ロケット「銀河3」に載せ、4月と同じ平安北道(ピョンアンブクト)・東倉里(トンチャンリ)の「西海衛星発射場」から南方に向けて打ち上げる。「残骸が周辺諸国に影響を及ぼさないよう飛行軌道を設定した」としており、4月と同様に黄海上空を通過してフィリピン沖に至るルートを設定した可能性が高い。