【クウェート市=村山祐介】ペルシャ湾岸の産油国クウェートで1日、国民議会選(定数50、一院制)の投票が始まり、政府支持派の圧勝が確実となった。政府側に有利とみられる10月の選挙制度変更に反発する野党勢力は不参加を呼びかけており、投票率がどこまで下がるかが焦点となる。
クウェートではサバハ首長が任命する首相・政府と民選議会の対立が常態化しており、選挙は2006年以降5回目。とりわけ今年2月の前回選挙でイスラム主義者ら野党勢力が34議席を獲得してからは対立が一段と激化し、国政はまひ状態になった。
サバハ首長が10月、議会を解散し、1人4票あった投票権を1票に減らす変更を強行したことで、野党勢力は「政府有利の結果を出すためだ」と反発してボイコットを決定。300人超の候補者のほぼ全てを政府支持派が占める異常事態となっている。