【シンガポール=古田大輔】シンガポールで11月26、27の両日、公共交通大手SMRTの中国人バス運転手らによるストライキがあった。政府は12月1日、首謀者5人を起訴すると発表、2日には他の29人を中国へ送還した。政府の統制が厳しいシンガポールでストが実施されたのは26年ぶり。
ストは、社内のマレーシア人運転手との間の給与格差の解消を訴えて行われた。刑法で定める14日前までの通告がなく、政府は「違法なスト」と認定。起訴された5人が有罪となれば2千シンガポールドル(約13万5千円)以下の罰金や1年以下の禁錮刑となる。
タン・チュアンジン人材開発相代行は声明で「違法なストは認められない」とした上でSMRT側も「労働者の不満に対し、できることがあった」と批判。労働者側への配慮も見せた。