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「遺体から脂肪」、警察でっち上げか ペルー、局長解任

2009年12月3日11時31分

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 【サンパウロ=平山亜理】南米ペルーで1日、国家警察のムルガ犯罪取締局長が解任された。国家警察は先月、多数の人を殺し遺体から脂肪を取り出して売っていた犯罪グループを逮捕したと発表していたが、AP通信などによると、内部の不祥事から国民の目をそらすため事件をでっち上げた可能性が強いという。

 警察当局は先月19日、殺人容疑で逮捕した4人のグループが、誘拐して殺害した旅人らの遺体から取った脂肪を、1リットルあたり1万5千ドル(約131万円)で欧州の化粧品メーカーに売っていた、などと発表していた。ソーダ瓶に入った「脂肪」や、ジャングルに転がる人骨などの「証拠画像」も公表し、被害者は60人以上に上るとの説明だった。

 悪魔が人々を殺して脂肪をとり、外国人に売るという、ペルー・アンデス地方で先住民に語り継がれる伝説と酷似していたため、市民を恐怖に陥れた。だが、医療関係者らから人間の脂肪に商品価値はないと疑問視する声が出ていた。

 米誌タイム(電子版)や地元メディア報道などによると、国家警察内に存在する「殺人部隊」が40人以上を不法殺害した疑いがあり、この疑惑をうやむやにするために猟奇的事件をでっち上げたのではないかとみられている。

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