会場の入り口には、国際NGOが「温暖化か、緑の地球か」を選ばせるゲートを設置。参加者らが通り抜けて行った=7日、コペンハーゲン、相場郁朗撮影
【コペンハーゲン=山口智久】地球温暖化対策の新たな国際枠組みづくりに向け、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)が7日開幕した。温暖化被害に歯止めをかけるため、同条約のCOP史上初の首脳級会合も予定され、先進国と途上国が政治合意をめざす。
京都議定書は2012年で約束期間が切れる。2年前から本格化したポスト京都をめぐる交渉では、COP15で法的拘束力のある新議定書の採択をめざした。だが、温室効果ガスの排出が急増中の中国などにも削減を求める先進国と、先進国に削減の上積みを求める途上国との溝が埋まらず、議長国デンマークは「拘束力のある政治合意」を提案。新議定書の採択は来年以降に持ち越された。
政治合意には、(1)先進国の削減目標(2)途上国の削減策(3)環境技術を途上国に移転する仕組み(4)途上国への資金支援策などを盛り込む方向。新議定書の骨格となる包括的合意をめざす。首脳宣言に加え、法的拘束力はないものの、新議定書の交渉期限を明記した文書「COP決定」を採択する案が浮上している。