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食在遠近

豊作願う2月2日 家族でクルリ 春餅(中国)

2008年01月29日

 春巻きの皮に似た丸い餅(ピン)に肉や野菜をクルクルと巻き、パクリ。春餅は「竜抬頭(りゅうたいとう)」と呼ばれる旧暦2月2日や立春に家族で一緒に作って、食べる庶民の料理だ。

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肉や野菜を巻いて食べる春餅=中国・北京市で

 竜抬頭は「竜が頭を上げる」という意味。竜が目を覚まして雨を降らせ、寒さも緩んで植物が芽吹くとされ、農家では豊作を願う大切な祝日でもあった。

 その日付を店名に冠した「二月二春餅家常菜」は、北京の春餅専門店。具を包む餅は10枚8元(約120円)、豚肉を秘伝のタレで煮込んだ「百年老湯醤肘子」をはじめ、料理の大半も10元台と手頃で、20余りのテーブルは地元の客で埋まる。

 「うちの餅は口当たりが自慢」と店長の劉偉昌さん(25)。「百年老湯醤肘子は30年、いや40年は使い続けているタレで煮込んでいるんだ」

 料理名ほどタレの歴史は長くないけれど、しょうゆの風味が染み込んだ豚肉と焦げ目のついた餅の相性は絶妙。歯ごたえの良いモヤシやニラの新芽を食べれば、春に向けて元気をもらった気分になる。みんなで餅を巻きながら話も弾む。

 ところで、なぜ「竜が頭を上げる」かについては諸説紛々。人間に嫁いだ娘を恋しがる母親の竜の泣き声が雷に、涙が雨になったという悲話もある。

【作り方】 小麦粉を熱湯で溶き、打ち粉をしてこねて団子状に丸め、サラダ油を塗る。それを二つ一緒に丸く薄く伸ばしてフライパンで焼く。食べる時に2枚にはがし、肉の照り焼きや野菜のいため物、ネギなどを包む。みそやマヨネーズなどお好みで。

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